新築の内祝いの相場

品物でお返しをする場合の相場

新築の完成祝いをしてもらった人に対する内祝いは、品物と自宅への招待の2種類の返礼方法があります。品物による内祝いを選択する場合の相場は、1/3か半返しが一般的です。とはいえ、新築祝いで受け取った品が高額な物だと、1/3や半返しで返礼すると逆に相手に気を使わせてしまいます。高額な品をいただいた時は、金額にこだわらず感謝の気持ちをしっかりと伝えることがマナーです。内祝いで忘れがちなのがのしと水引です。鮑を薄く延ばした物が起源とされるのしは、生鮮食品を始めとした生ものを贈る時は不要ですが、それ以外では添えるのがマナーとされています。水引は、何度あっても嬉しいを意味する蝶結び、おめでたいことを意味する紅白の組み合わせが基本です。

自宅に招いてもてなす時の相場

新居に招いておもてなしによる返礼を選択する場合も、品物と同じように1/3や半返しが基本とされています。とはいえ、料理によるもてなしで1/3、半返しを表現するのは難しいので、こだわり過ぎる必要はありません。見栄を張って豪華すぎる料理を提供すると相手が委縮してしまうこともあります。友人を招いて楽しい時間を過ごすホームパーティ―感覚で問題ありません。家へ招くタイミングは、新居の完成から数ヵ月以内が目安です。期間が空きすぎると返礼の意味合いが薄くなるので、遅くても2ヵ月以内に呼ぶことがマナーとされています。予め住所と駅からの道順を伝えておくのはもちろん、初めての来客で辿り着くのが難しい時は、自分から迎えに行くこともマナーの一つです。